世界を飛び回るフランスの人気DJ、Dimitri From Paris。7月に来日するということで情報を加筆して再アップ。今回は、70年代フィリー・ディスコ・サウンドへのオマージュを込めた「Get Down With the Philly Sound」リリースパーティとして来日(7月10日に代官山 AIR でプレイ)。
まずは彼の歴史をさかのぼって、Sacré français のPV を見てみよう。
−Vous dansez, mademoiselle? お嬢さん、踊りませんか? −Sacré français! 変なフランス人! −Je ne suis pas celle que vous croyez! 私はあなたが思っているような女じゃないわ
もともとグラフィックに興味があり、日本のアニメのロボットを集め始めたのもそれが理由だった。下にリンクを張った Une very stylish fille (=A very stylish girl)のビデオクリップも広告のポスターに動きを与えているようなグラフィック仕立てで、グラフィック・マニアならではのセンスを感じる。まさに、Very stylish!
Sacré Bleu に続く、2003年に出た2枚目のオリジナルアルバム「クルージング・アティテュード」は相変わらずラウンジーなフレンチハウスだが、元ピチカート・ファイブの野宮真貴が「メルモちゃん」(9.Merumo)を歌い、水木一郎をフィーチャーした「マジンガーZ」のカバー曲(13. Bokura No Mazinger Z) [Black Version]も収録されている。
また2004年には自分オのヒット曲 Love Love Mode のセルフパロディとして、声優の声をサンプリングした「Neko Mimi Mode」を、アニメ「月詠」の主題歌として提供。「萌え系ラウンジ」と呼ばれているらしい(笑)。超オシャレなフランス的なセンスと、どっぷりジャポネな萌えのセンスが同居する稀有なキャラだ。
日本で企画されたソフト・ロックやフォーク・ロック系のコンピレーションアルバムに、この2人組の曲がちょこちょこ入っていて、いつも聴くたびにその歯切れのよいサウンドと美しいコーラスを清々しく感じていました。そのなかにあったこの曲は、軽やかなギターとパーカッションをバックに、Rain, rain, go away...というフレーズが繰り返され、まさに今の季節にぴったり。60年代後半に作られた曲ですが、今聴いても古さを感じないフレッシュな曲です。