「デトロイト・メタル・シティ」っていう漫画、ご存知ですか?最近映画化されて、コンビニにも白塗りの顔の男のポスターが貼ってありますが、内容は結構…というかかなり、お下劣系で笑いを取る系漫画です。
特筆すべきは、主人公が「フレンチ好きの渋谷系青年」なこと!
フレンチな音楽に憧れて路上ミュージシャンをしたり、大学ではフランス語専攻したり、カヒミカリィのCDを全コンプリートしてたりするんですが、全然自分の音楽が売れなくて…
漫画の作品中に、「アメリ」が出てきて、主人公があまりの自分の音楽の売れなさに、「このっ!!なにニヤニヤ笑ってんだ!!このアメリがぁぁ!!」みたいな感じでアメリのポスターにキレてみたり。間違って売れっ子になってしまったデスメタルバンドの方では、フランスのデスメタルバンドと対決して(第3巻)、フランスのお株を奪っちゃうくらい爆笑のフレンチネタ(攻撃)を炸裂させたり。フレンチな知識があると主人公のズレっぷりと物悲しさが伝わってきて爆笑度がUPします。
改めて、 ストーリーのあらすじなんですが、
主人公の根岸くん(23歳童貞)は、ポップでオシャレなミュージシャンに憧れて大分から上京してきます。
上京するまでの車窓がパリのようだ…と思う根岸くん。
で、東京の大学で知り合ったオシャレな友達や後輩と仲良くして、卒業後に本格的にミュージシャンを目指して路上活動を始めるのですが、
お客さんは誰一人立ち止まってくれず…
しかし、ある日目に入った「デモテープ募集」のポスターを見て、自分の曲を送ってみることに。
結果は見事合格!これでオシャレポップミュージシャンへの道は開かれた!


カヒミにも会える!フリッパーズみたいになれる!
が、しかし…
合格したレーベルは、怖い女社長率いるバリバリのデスメタルレーベル…。
気弱な根岸くんは嫌々ながら、顔面白塗りにメイク、カツラをかぶり、鎧を背負ってステージへ。
そこでデスメタルを演奏したところ、思いのほかお客さんが熱狂。
一晩にして、デスメタル界のカリスマ、クラウザーU世の座に君臨してしまいます。
ホントは、ポップな音楽をやりたい。優しい性格で、意中の女の子とも仲良くなりたい。
でも、日に日にクラウザーさんとしての性格も顔を出すようになり、
ついには何かあればクラウザーさんに変貌して、悲劇(という名の喜劇)を地獄の技(という名のマグレ)で乗り越えたり、また、抑圧していた怒りをぶつけてみたり。
とにかく根岸くん(クラウザーさん)が動けば伝説(しかし読み手は爆笑)が起こるという事態に!
かわいそうな根岸くんはフレンチでスウェディッシュで、アメリにカヒミな生活に戻れるのか!?果たして…
□「デトロイト・メタル・シティ」映画版公式サイト
□「デトロイト・メタル・シティ」-trailer(from youtube)
□「 デトロイト・メタル・シティvsシブヤ・シティ~渋谷系コンピレーション」(CD)
Caz
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