当たり前か。
「最近何か映画観た」と尋ねれば「人のセックスを笑うな」を強く勧められる。
「60年代のフランス映画、初期のヌーヴェル・ヴァーグの映画みたいだよ」とのこと。
その言葉が長らく頭の片隅に浮かんだままなっていたわけだが、先日ようやくDVDを借りて観てみる。
するとどうだ。
友人の言っていた通り、やっぱり60年代のフランス映画みたいだった。
初期のトリュフォーやゴダールの映画、それに登場人物がまだ饒舌ではなかった頃のエリック・ロメールの映画が想起される演出には、劇場映画2作目の監督の並々ならぬ才能が感じられる。
ゼロ年代の日本の郊外の風景が、そっけなく、しかし極めて正確に映し出される。
驚くような出来事は起こらない。
とはいえ、やはり驚くべき出来事が感じられてしまう。
「人のセックスを笑うな」はそんな映画だと思った。
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さて、エントリーで触れていた60年代のフランス映画。
この映画を教えてくれた友人は具体的な作品名をあげていなかったけれど、僕の印象ではフランソワ・トリュフォーの「大人は判ってくれない」なんかが近いのではないかと思います。
これは59年の映画ですが。
この映画については、また近日中にコメントしたいので、またブログを覗いてみていただければ幸いです。