2009年10月16日

Wall Street は史上最高額のボーナス

2009年10月15日20時の France 2 より

昨晩ダウジョーンズが、この一年来始めて1万ポイントを突破し、ウオールストリートは熱狂状態。なぜならトレーダー・銀行家は史上最高額のボーナスを受け取ることになるからだ。その額、2007年の記録をさらに上回る、1兆400億ドル。内訳はバンカメ300億、JPモルガン・チェース220億、シティグループ220億、ゴルドマンサックス220億、社員のボーナス平均は9万5600ドルに上り、昨年より1000ユーロ増しとのこと。バンカメに関しては今日7−9月期が10億ドルの赤字になったことが発表された。

フランスのエコノミストは「最悪なのは、税金で助けてもらった銀行が、再び、以前にもまして超投機的な行為で金をもうけて、企業や個人世帯は相変わらず損させられたままだ」と怒り心頭。三週間前のG20において各国首脳たちはボーナスについて上限を設けなかったが(サルコジ大統領が報酬の制限を強く主張していたにもかかわらず)、金融機関に対する介入の弱さを露呈した。驚くべきことにJPモルガンは前年2倍の収益を上げ、投資家たちに「全市場にとって良い兆候だ」と歓迎されている。また個人投資家たちがリスクを負う日々が始まる一方で、一般国民のかつてない厳しい生活は、終わる見込みすらない。アメリカの失業率は10パーセント、10世帯に1世帯はローンを返せないまま。

以上が "Les banaques americaines enregistrent plus de bonus qu'en 2007"の内容。ニューズウィーク9月21日号によれば、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンは「ウォール街を救った銀行家」なのだそうだ。当時の財務長官ポールソンが、ベア・スターンズの買収に続き、投資銀行モルガン・スタンレーの買収を、しかも完全無料で、引き受けてくれないかとダイモンに打診し、それをダイモンが引き受けたからなのだ。株価は2008年8月29日から10月10日の間に27パーセントも下落し、リーマン・ブラザーズはすでに倒産、メリルリンチはバンク・オブ・アメリカへと売られていた最中のことである。

某外資系銀行に勤める友人は「まあ、社員じゃなくなっても金融情報は入りますよね」とのたまっていた。社員のときは個人的に届けを出さないと株の取引ができませんが、辞めてしまえば縛りはなくなり、ノウハウだけが残ります。金融業界は流動性激しいですから。業界関係者にとって、暴落時は稼ぎ時ということなのです。
 
こんなのデキレースじゃないの、と叫びたくなりますが、フランスでもサルコジ大統領が若干23歳、まだ法学部2年の息子がパリ再開発の公共事業の要職に就くことを、堂々と擁護していたり、何だか生きること自体が、馬鹿馬鹿しくなってくるようなことばかり続いています。こうしたニュースの一方で、3人の子供の父で1ヶ月前から体調を崩して休職中だった、フランステレコムのエンジニアがまた自殺したニュースが流れていました。ここ1年半でついに25人目です。





noisette@ダマされない人生

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posted by cyberbloom at 21:57| パリ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ダマされない人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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