アルバムのタイトルは Prohibition 禁止。不法滞在 sans papier もいけないし、アルコールも飲めないし、タバコを吸える場所もなしい、デモもやりにくくなっている。そのうち空気も吸えなくなるわ。呼吸をすることは地球温暖化に寄与してしまうから(笑)。とにかく、何でもかんでも禁止しやがって、という歌のようだ。
ブリジット・フォンテーヌといえば1969年の傑作「ラジオのように comme à la radio 」(⇒試聴)が知られているが、アート・アンサンブル・オブ・シカゴとコラボした(もちろんアレスキも)アルバムは「ブリジットIII」とともにレコードが擦り切れるくらい聴いた。80年代の後半に来日したときも見に行った。名古屋のライブハウス Electric Lady Land だったと思う。歌いながら客席に降りてきたブリジッドと握手をした。あの手の冷たい感触は今でも覚えている。ツアーのメンバーにゴング Gong のディディエ・マレルブも参加していて、彼のサックスを生で聴けたのも嬉しかった。その後、パリでも見る機会があったが、大学の講義室のようなホールで、モンチッチ頭でボンデージのボディスーツを着て歌っていた。彼女の女性性は普通とズレていて、関節を外すような独特のユーモアのセンスがある。昔から男の私からしてもストレートに感情移入させてくれない。インタビューの映像を見ても、少女のような格好をしたおばあちゃんが拳を振り上げている姿は何だか妙にかわいらしい。とはいえ、赤を基調にしたアルバムのヴィジュアルは鮮烈だし、声がしわがれつつ凄みを増していく感じが晩年の Nico を思わせる。
Comme à la Radio
posted with amazlet at 09.10.17
Brigitte Fontaine
Saravah (2001-10-15)
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おすすめ度の平均: 

妖しくも惹かれるとはこの事
歴史的名盤
個人的な体験
傑作
すごいcyberbloom
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犯罪に近かったです。ま 当時の彼女から戴いた
青春のアルバムですわ。saravahレーベルのPバルーも良く聴いたっけ。
私は、高校生当時バイトをしていたレコード屋のオヤジさん(一回り年上)に聴かせてもらったのが初めです。80年くらいのことでしょうか。だから60年代70年代はリアルタイムではなく、それを目撃できた世代の方々が非常に羨ましいです。