スポンジを焼くのが面倒な人はロールケーキを買ってきて、自分の好きなデコレーションをしてみても・・・

*材料*
☆スポンジ生地(28×28cm天板1枚分)
卵 ・・・4個
グラニュー糖 ・・・120g
薄力粉 ・・・60g
ココアパウダー ・・・20g
バター(無塩) ・・・20g
牛乳 ・・・大さじ2
☆クレーム・シャンティ
生クリーム ・・・200cc
グラニュー糖 ・・・5g
キルシュ(さくらんぼのリキュール)・・・大さじ1
☆チョコレート・ホイップクリーム
クーベルチュールチョコレート(製菓用)・・・60g
牛乳 ・・・40cc
生クリーム ・・・200cc
*作り方*
準備:天板に薄紙を敷いておく。
オーブンを200℃に余熱しておく。
薄力粉とココアパウダーを合わせてふるっておく。
湯せん用に大きな鍋に50℃ぐらいのお湯を用意しておく。
牛乳とバターをボールに入れ、一緒に湯せんにかけるか、電子レンジで50℃ぐらいに温めておく。
1. ボールに卵を割りほぐし、泡だて器でかき混ぜながらグラニュー糖を加えて溶かす。
ボールを湯せんにかけて人肌に温めたら、湯せんから外しハンドミキサーで泡立てる。
目安は高速で約10分。卵液に筋が描けるぐらいまで。最後の3分ぐらいを低速で泡立てると大きな気泡が消えて、きめの細かい生地に仕上がる。
2. ハンドミキサーを外したら、ふるった粉を加えてゴムべらで軽く混ぜ合わせる。混ぜきらないうちに、温めておいた牛乳とバターのボールの方にひとすくい分の生地を入れて混ぜ、ボールに戻して全体を混ぜ合わせる。混ぜすぎないようにする。
3. 用意した天板に生地を流し入れ、隅まで生地を入れ表面を平らにならしたら、180℃に設定を下げたオーブンに入れ、12分〜15分焼く。
4. 焼けたら紙を外さず、ケーキクーラー(網)にのせて冷ます。粗熱が取れたらラップをかけるなどして表面が乾かないようにする。
5. 生クリームを氷水を当てたボールに入れ、グラニュー糖を加えて泡立てクレーム・シャンティをつくる。筋が描けるようになったら、キルシュを加え、泡だて器から落ちない程度に泡立てる。(8分立て)
6. 冷ましたスポンジ生地の紙を外し、ロール紙などにおいて表面にクレーム・シャンティを塗り、海苔巻きの要領で巻く。
巻き終わりを下にしてロール紙を巻いたままラップをかけ、冷蔵庫で10分以上冷やしてなじませる。
7. 耐熱の容器にチョコレートと牛乳を入れ、50℃ぐらいに温めてチョコレートを溶かし、ゴムべらでよく混ぜ合わせる。
氷水に当てて冷ましたら、少し大きなボールに移して生クリームと混ぜ合わせ、冷やしながら泡立て器で8分立てになるまで泡立て、チョコレート・ホイップクリームを作る。
8. ロールケーキをお皿に盛り、全体にチョコレート・ホイップクリームを少し厚めに塗ったら、フォークなどで筋を入れ、分量外のココアパウダーを茶漉しでふったりして飾る。
(一部を斜めに切りとって切り株風にするのがオーソドックスですが、自由にデコレーションしてください。)
フランスではクリスマスのケーキと言えば、ブッシュ・ド・ノエルのようですが、クリスマスに何故ブッシュ・ド・ノエルなのかご存知でしたか?
その起源はケルト人とゲルマン人の冬至祭「ユール」に一晩中薪を焼いて、長い夜の魔物を追い払うことから始まるらしく、キリスト教が信仰されるようになったのち、フランスではクリスマスにロールケーキにクリームを塗って筋をつけ、「薪」に見立ててブッシュ・ド・ノエルが作られるようになったようです。なのでキリストの受難を表す「ひいらぎの葉と赤い実」、子孫繁栄を意味する「きのこ」が定番の飾りだとか。
卵白が余っていたら、メレンゲにして絞り出し、低温のオーブンで焼いて飾りのキノコを作ってもかわいいです。
mandoline@かんたんフレンチレシピ

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