2010年02月19日

カナダ、ケベック州のウィンター・カーニヴァル

1894年に始まったケベック市のウィンター・カーニヴァルは、旧市街にある広大なアブラハム平原で繰り広げられる。マスコットキャラクターは雪の男の子「ボノム」。2010年の今年も1月最終の週末から始まった。2004年には−25℃の日があった記憶があるけど、今年は−3℃から−8℃で暖かいこともあって大勢の観光客で賑わい、先週末2月14日に閉幕した。私は10日深夜にケベック市に到着したので快晴の写真日和の日を逃してしまった。わずかに夕陽の彫像などが撮れたのみ。

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というわけで、カーニヴァルで人気の売店のご紹介。ケベックの早春の風物詩sirop d’érable(メープルシロップ)を収穫するcabin à sucre(砂糖小屋)が組み立てられた横で、雪を敷き詰めた台に煮詰めたシロップを落としてもらって、それをアイスクリームの棒のようなものに巻き取って食べる。口が寒さで感覚がないので口の中を噛まないように要注意。

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また、Queues de Castor(ビーバーのしっぽ)というチェーン店の同名のお菓子は、オタワやモントリオールでも馴染みのあるもので、小麦の全粒粉に砂糖、牛乳、バター、生クリーム、卵、バニラエッセンスなどを混ぜ、ビーバーの尻尾のような形にしてフライパンでたっぷりのカノーラ油か大豆油で焼いたもの。トッピングはシナモンシュガーやジャムやチョコレートなどで、メープルシロップが一番人気。寒いカーニヴァルで熱々をほおばるのは最高の幸せ。

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氷のカウンターで氷のショットグラスに注いで売られるのはcaribou(トナカイ)というお酒。赤ワイン75%と強いお酒(ウォッカ、ウィスキー、ラム、ジンなど)25%を混ぜてある。温めて砂糖とスパイスを入れてもいい。横に焚火の休憩所もあるけど身体の中から温まってくる。
 
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そり、スライダー、スノーラフティング、4基の露天風呂など家族やグループの笑い声、パーカッションのグループなどの生演奏、観客の手拍子が雪原の会場に響き、寒い中でも心が温まるお祭り。

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関連エントリー「メープルシロップの里を訪ねて(1)」
関連エントリー「メープルシロップの里を訪ねて(2)」




Sophie@カナダ-ケベック便り

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posted by cyberbloom at 11:25| パリ 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | カナダ-ケベック便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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