
というわけで、カーニヴァルで人気の売店のご紹介。ケベックの早春の風物詩sirop d’érable(メープルシロップ)を収穫するcabin à sucre(砂糖小屋)が組み立てられた横で、雪を敷き詰めた台に煮詰めたシロップを落としてもらって、それをアイスクリームの棒のようなものに巻き取って食べる。口が寒さで感覚がないので口の中を噛まないように要注意。

また、Queues de Castor(ビーバーのしっぽ)というチェーン店の同名のお菓子は、オタワやモントリオールでも馴染みのあるもので、小麦の全粒粉に砂糖、牛乳、バター、生クリーム、卵、バニラエッセンスなどを混ぜ、ビーバーの尻尾のような形にしてフライパンでたっぷりのカノーラ油か大豆油で焼いたもの。トッピングはシナモンシュガーやジャムやチョコレートなどで、メープルシロップが一番人気。寒いカーニヴァルで熱々をほおばるのは最高の幸せ。

氷のカウンターで氷のショットグラスに注いで売られるのはcaribou(トナカイ)というお酒。赤ワイン75%と強いお酒(ウォッカ、ウィスキー、ラム、ジンなど)25%を混ぜてある。温めて砂糖とスパイスを入れてもいい。横に焚火の休憩所もあるけど身体の中から温まってくる。

そり、スライダー、スノーラフティング、4基の露天風呂など家族やグループの笑い声、パーカッションのグループなどの生演奏、観客の手拍子が雪原の会場に響き、寒い中でも心が温まるお祭り。

□関連エントリー「メープルシロップの里を訪ねて(1)」
□関連エントリー「メープルシロップの里を訪ねて(2)」
Sophie@カナダ-ケベック便り

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