パリの「ヴェリブ」など、バイクシェアリング・システムはヨーロッパを中心に普及が進んでいる。日本では社会実験としての取組みを始めた都市がいくつかあるようだが、本格的に導入されるのは富山市が初めて。利用者は事前に登録を済ませ、市内中心部15箇所にに設置された「ステーション」から自由に自転車を利用し、また任意のステーションに返却することができる。「自転車市民共同利用システム」や「大規模レンタサイクル」、「コミュニティサイクル」とも呼ばれ、環境にやさしい自転車による公共交通として、注目を集めている。
今回はちょうど建築家の隈研吾がデザインしたセントラム(↑)が走っていた。「富山芸術環状線 ART GO ROUND」というイベントが5月21日(金)〜23日(日)に行われ、デザインはその一環らしい。停留所にもそのポスターが貼られていた。でも車体にゴチャゴチャと余計なものを描かない方が良い気がする。桜の花のデザインのようにシンプルなものは良いが。
GW から市内電車の1系統(南富山駅前−富山駅前)を新しい電車、サントラム santram (↑)が走り始めた。既存車輌の老朽化に伴い1編成を導入。価格は約2億4500万円で、4分の3を国と県、富山市が補助した。全長約16メートル。3車体を二つの台車で支える「3連接構造」を採用。3両連結に見えるが、中間の車体には車輪がなく、その分だけ床を低くでき、高齢者や車椅子利用者にも使いやすい。
【動画】シクロシティ ステーションから自転車を利用
cyberbloom

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