2011年01月24日

チュニジアのジャスミン革命とその影響

チュニジア暫定首相退陣デモ、警官数百人も参加
l'express01.jpg■チュニジア暫定内閣のガンヌーシ首相の即時退陣を求める圧力が強まり、首都チュニスでは首相らベンアリ前大統領の与党・立憲民主連合(RCD)出身者の一掃を求める1000人規模のデモが23日も続いた。
■AFP 通信などによると、22日には、ベンアリ前政権下で独裁体制を支えた警官たちが数百人規模で反政府デモに加わった。最大労組のチュニジア労働総同盟(UGTT)も、引き続き暫定政権の解体を求める方針だ。
■街頭のデモ隊には、「首相や暫定内閣のメンバーはみんなベンアリの仲間よ。次の選挙まで待てないわ」(23歳の女子大生)などと主張する若者らが次々に加わっている。22日夕には、ロウソクの火をともして治安部隊との衝突で死亡した犠牲者を悼む集会も路上で行われた。
(1月23日、読売新聞)
★チュニジアの暴動に対する連帯がフランスでこれだけ広がったのは、チュニジア政府に抗議する市民の焼身自殺の映像が youtube で流れた影響も大きい。http://bit.ly/i6GH4M チュニジアでは路上で果物などを売ることが禁止されていたが、それで何とか生計を立てている人々も多い。事の始まりは警察が強硬手段に出て、行商人を逮捕し、商品を没収したこと。絶望したひとりが政府官邸前で焼身自殺を図り、その映像がネット上を流れた。http://bit.ly/gRJQl7
★チュニジアの検察当局は政権崩壊直後から、ベンアリ前大統領や親族の不正蓄財の捜査を始めた。観光業や不動産開発、銀行などを所有する一族の強欲ぶりと不正は、政権崩壊前から国民の怨嗟の的だった。特に夫人の親族の不正蓄財疑惑は、内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露した「チュニジアの腐敗 お前の物は俺の物」と題された米公電(08年6月)でも詳述されている。一族が「マフィアまがい」とまで酷評され、政権崩壊の引き金のひとつになった。
★オバマ米大統領は「チュニジア人の勇気と尊厳を称賛する」との声明を発表。ベンアリ政権と強固で友好な関係を保っていた旧宗主国フランスも、デモによる政権転覆を支持する姿勢に転換した。その過程で、ミシェル・アリオ=マリ仏外相の発言が物議を醸した。アリオ=マリ外相はチュニジアの民衆の暴力を嘆きながら、治安維持とデモの管理にフランスが協力しようと申し出たのだった。「世界中に知られた私たちの治安力があればこの種類の治安上の問題を解決できる」とまで提案したのだ。フランス政府がフィヨン首相の声によってチュニジア警察の一方的な暴力の行使を強く非難したのはベンアリが失墜した翌日の木曜(1月13日)になってからだった。しかし土曜(15日)まではチュニジアのデモに対する明確な支持はなかった。フランス政府の反応は後手後手に回ってしまった。
★チュニジアの民衆蜂起が各地に飛び火している。周囲の独裁的な為政者たちが最も恐れていたことだ。中東のイエメンで23日、大統領の退陣を求める反政府デモが行われ、数千人が参加した。イエメンでは、20年余りにわたって、サレハ大統領による事実上の独裁体制が続く。大統領を名指しした大規模な抗議活動は初めてとみられ、当局は警戒を強めている。サウジアラビアでは、チュニジアの青年の焼身自殺に触発され、焼身自殺を図った60歳代の男性が21日、死亡した。アルジェリアの首都アルジェでは22日、野党勢力の民主化要求デモがあり、治安部隊との衝突で約40人が負傷。
★一方、イラン当局は23日、インターネットを利用した反政府活動やウイルス攻撃への監視を強化するため「サイバー警察」を発足。イランでは、09年6月の 大統領選での不正開票疑惑を機にネット上の呼びかけを通じて政権批判が活発化した。またチュニジアの反政府デモの動きがネットで拡大し、政権転覆につながったことが、「ネット」への警戒感を強めている。




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posted by cyberbloom at 23:04| パリ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | サイバーリテラシー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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