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まずは30日付の仏「リベラシオン紙」に今年の凱旋門賞に対する日本の競馬ファンの熱狂ぶりが報じられている。
ディープインパクトの出走が決まってからフランス・ギャロップ(レースの主催団体)の電話が鳴りっぱなし。お祭りに参加したいという問い合わせが来ない日はなかった。200人近くの日本の報道陣が競馬場の国際プレスセンターの3分の1を占拠するだろう。去年、凱旋門賞は5万人の観衆を迎えたが、今年は「日出ずる国 pay du Soleil levant」から5000人から1万人の競馬ファンがやってくる。東京パリの往復便はどれも満員だ。
競馬は日本でもっとも人気のあるヨーロッパのスポーツのひとつだ。日本では年間240億ユーロ(1ユーロ=150円)のお金が賭けられる(フランスでは80億ユーロ)。ジャパンカップには14万人が参加し、賞金総額は360万ユーロ。国際的に活躍するジョッキーたちは東京の道端でサインを求められ、一緒にファンとポーズをとる。フランスのスターである、オリビエ・ペリエは2ヶ国語で自分のサイトを運営しているが、フランス語と英語ではない。フランス語と日本語なのだ!彼の友人でもある、日本の最大のジョッキー、武豊は日本のモード雑誌の表紙を定期的に飾っている。
何で日本人はこんなに競馬に熱狂するのだろうか。イギリスやアメリカでさえこれほどの絶頂には達してはいない。ひとつは賭け事の趣味がある。他の大半のアジア人と同じように、日本人は様々な種類の賭け事を楽しむ。ふたつ目は、日本と他のアジアの国の違いを際立たせているのだが、それはアメリカの影響である。香港やインドやシンガポールはイギリスの植民地として、イギリスの影響のもとに競馬を発展させてきたが、日本は1945年以来、パートナーのアメリカの影響下にあったのだ。日本では競馬は、時には屈辱的である過去の遺物ではなく、戦後の驚くべき飛躍のひとつの要素であった。3つ目は、日本人は同時代人の最良の人々を神格化するのが好きなのだ。騎手と馬のカップルは、とりわけ馬が美しく、華奢で、速いときには、簡単にヒーローに変わる役柄なのである。(中略)
今回の凱旋門賞ですべての日本人がディープインパクトが勝つことを夢見ている。ディープインパクトは色の濃い服を着た筋肉質の小さな馬だが、パリに運試しにきた最初の日本のチャンピオンではない。ジョッキーの言葉を信じるなら、1999年の凱旋門賞で2着に入ったエルコンドルパサーよりも良い馬だ。それならばディープインパクトは日曜、世界最大のレースで、非ヨーロッパの初めての勝者になれるだろう。また、パリジャンよりも凱旋門賞に詳しい日本人の情熱と競馬文化に報いることができるだろう。
(Liberation, 30 septembre 2006)
次もネットで見つけた記事であるが、どこで拾った記事かわからなくなってしまった。とりあえず紹介。
「第85回凱旋門賞の注目は日本のチャンピオン、ディープインパクトの存在であろう。日本ではひとつの現象にまでなっていると聞くが、パートナーの武豊は「日出づる国」を揺り動かすような挑戦に打って出る。ロンシャン競馬場では200人以上の日本の報道陣が日曜日が来るのを待ち構えている。もしハリケーンランがアレッジド(77年、78年と2回凱旋門賞を勝ったサラブレッド、それ以降同賞を連覇した馬はない)に追いつきたいなら、大試合を演じ、父であるモンジュー(1999年の凱旋門賞でエルコンドルパサーを破った)よりも良い結果を出す必要があるだろう」
つまり、ハリケーンランの凱旋門賞連覇に立ちはだかるのが、日本から来た馬、ディープインパクトというわけだ。ハリケーンランの父、モンジューは1999年に日本からの挑戦者エルコンドルパサー(2着)を下し、同賞を勝った。そういう因縁を言っているのだろう。
■凱旋門賞 Prix de l’Arc de Triomphe
★賞金総額200万ユーロ(3億円):1着賞金114万2800ユーロ(1億7000万円)
★斤量3歳:56 kg; 4歳以上:59.5 kg 1/2 (牝馬- 1 .5kg )
★2400m、芝
■出走馬
1)DEEP IMPACT JPN M.PS. 4 ans
Par SUNDAY SILENCE USA et WIND IN HER HAIR IRE
Y TAKE 59,5 kg
2)HURRICANE RUN IRE M.PS. 4 ans
Par MONTJEU (IRE) et HOLD ON GER
KF FALLON 59,5 kg
3)SHIROCCO GER M.PS. 5 ans
Par MONSUN GER et SO SEDULOUS USA
C SOUMILLON 59,5 kg
4)PRIDE F.PS. 6 ans
Par PEINTRE CELEBRE USA et SPECIFICITY USA
CP LEMAIRE 58 kg
5)RAIL LINK GB M.PS. 3 ans
Par DANSILI GB et DOCKLANDS USA
S PASQUIER 56 kg
6)SIXTIES ICON GB M.PS. 3 ans
Par GALILEO IRE et LOVE DIVINE GB
L DETTORI 56 kg
7)IRISH WELLS M.PS. 3 ans
Par POLIGLOTE (GB) et SIGN OF THE VINE (FR)
D BOEUF 56 kg
8)BEST NAME GB M.PS. 3 ans
Par KING'S BEST USA et FLAWLY (GB)
O PESLIER 56 kg
フランス語で表記されるとこんな感じです。今年は一桁の8頭立てのレース。日本でもおなじみのペリエ騎手(凱旋門賞では96、97、98年の3連覇の偉業を達成している)はベストネイム、デットーリ騎手はシックスティーズアイコンに騎乗。2行目は父と母。ディープインパクトはサンデーサイレンス産駒。先ほど指摘があったが、ハリケーンランの父は、99年にエルコンドルパサーを下して勝ったモンジュー。Terrain prévu : BON とあり、馬場状態は良いようです。
■TV中継10月1日NHK BS-1午後11時30分〜深夜1時
世界の競馬「凱旋門賞」ディープインパクト、世界最高峰への挑戦〜フランス・ロンシャン競馬場
■凱旋門賞関連ニュース
★「ディープ、凱旋門賞挑戦、日本人ツアー客現地へ続々」(毎日新聞9月30日)
★「日本人が360万円1点買い/凱旋門賞」(日刊スポーツ9月30日)
★「ディープは1番 枠順が着順になる」(デイリースポーツ9月30日)
★「凱旋門賞、ディープインパクト、仏でも関心高まる」(毎日新聞9月29日)
★「インパクト、今年1番の動き」(日刊スポーツ9月28日)
ところで、日本のニュースで紹介されているオッズは、イギリスのブックメーカーのものばかり。主催者が公式に発表するような事前のオッズはないみたい。PMU(フランスで場外馬券売りカフェを運営)とかの会員にならないとわからないのかもしれない。ここらへんの事情知っている方いませんか。フランスの競馬場で何度か馬券を買ったことがあるが、レースの当日は日本と同じようにテレビ画面でオッズが出ていた。フランスで見た競馬で印象深かったのは、ドーヴィル競馬場でのタイキシャトルのレース。タイキシャトルの強さもフランスに知れ渡っていて、あのときは単勝で1・3倍だった。馬連をとったが3倍くらい、友人が馬単をとって20倍くらいだった。関連エントリーはコチラ。
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3位、というのは残念なのかもしれないけれど、はるばる日本からの遠征で、ランキング1、2位の馬を負かしたのだから、立派なんじゃないでしょうか。シロウト目でも、美しい走りでした。