2007年05月09日

擬人化される国家−ニコラ・サルコジの演説

周知の通り、5月6日(日)に行われたフランス大統領の決戦投票は、即日開票の結果、右派与党のニコラ・サルコジ氏の当選が決まった。
20時に投票は閉め切られ、結果が公表されたのは、僅か数分後である。


そして歓喜に沸く支持者の前に姿を現した次期大統領は、その演説の冒頭、次のように言う。
幼年の頃より言葉で表現することのできない誇りを感じていた。
偉大で、歴史があり、美しい国家、フランスに属しているという誇りを。
私は、私に全てを与えてくれたフランスを愛している。

人がその大切な者を愛するように。
今度は、私がフランスに返す番だ。
フランスが私に与えてくれたものを。

当たり前の話だが、日本の政治家がこのような演説をすることはない。
海外の政治家の演説を聞けば、日本の政治言説と海外のそれとの温度差を強く感じる。

人が大切な者を愛するように、私は国家を愛している。

もちろん、こうした言い回しは右派であるサルコジ氏に限るものではない。
左派のロワイヤル氏が当選していたとしても、我々は同じような言葉を聞くことになっただろう。

国家の擬人化。
他国のことながら抵抗感を感じる。


キャベツ頭の男

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posted by cyberbloom at 10:11| パリ 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | どうってことない風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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