20時に投票は閉め切られ、結果が公表されたのは、僅か数分後である。
そして歓喜に沸く支持者の前に姿を現した次期大統領は、その演説の冒頭、次のように言う。
幼年の頃より言葉で表現することのできない誇りを感じていた。
偉大で、歴史があり、美しい国家、フランスに属しているという誇りを。
私は、私に全てを与えてくれたフランスを愛している。
人がその大切な者を愛するように。
今度は、私がフランスに返す番だ。
フランスが私に与えてくれたものを。
当たり前の話だが、日本の政治家がこのような演説をすることはない。
海外の政治家の演説を聞けば、日本の政治言説と海外のそれとの温度差を強く感じる。
人が大切な者を愛するように、私は国家を愛している。
もちろん、こうした言い回しは右派であるサルコジ氏に限るものではない。
左派のロワイヤル氏が当選していたとしても、我々は同じような言葉を聞くことになっただろう。
国家の擬人化。
他国のことながら抵抗感を感じる。
キャベツ頭の男
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