マウリッツハウス美術館に所蔵されているフェルメールの「真珠の耳飾り」を観たいとのこと.
「真珠の耳飾りの少女」のみならず,「デルフトの眺望」,レンブラントの「解剖学講義」など,ふむふむ,これは高校の美術の教科書にのっていたなと頷きつつ見学を終え,運河沿いに歩いていると白い男たちのオブジェが…

V字型の漆黒の台座の上に白い5人の男がたくましく並び,半透明のボディーの内部ではライトがゆっくりと点滅している.
立ち止まり,まじまじと眺める.
クールでコンテンポラリーな芸術作品のようであるが,どこかおもしろい.
というわけで「おもしろカッコ良い」ものと定義する.
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」は,テレビや雑誌で頻繁に登場するが,ハーグ訪問以来,フェルメールの少女を目にする度に,この白い男たちが脳裏をよぎる.
あたかも頭の片隅で,フェルメールの絵が視界に入ってくる瞬間を待ち構えているかのようである.
もちろん,悪い人たちではなさそうなので,今のところ問題はない.
ただ,脳裏をよぎるだけでなく,屈強な体つきを活かして力仕事でも手伝ってくれたら良いのにと思うが,当然,そのようなことはあり得ない.
芸術作品とは,やはり精神的なものなのである.
キャベツ頭の男@どうってことない風景
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