ネットで格安の格安チケットを手に入れたのだが、とにかく燃油サーチャージが高く、結局はその倍の額を払う羽目になった。
乗り継ぎはインチョン(仁川)空港。インチョンを利用する外国人旅客数で最も多いのは、実は日本人。韓流ブームで韓国旅行に出掛ける人は増加したが、04年をピークに日本人の韓国入国者数は減少傾向にある。それに代わって搭乗率を支えているのが、インチョンを中継地として海外旅行をする乗り継ぎ客である。実際に日本からの接続はスムーズだった。午前中に日本からの便を集中させて、そこからヨーロッパ便を飛ばしている。するとパリには夕方に着く。
発着時刻のパネルを見ると、東京や大阪へ行く便に並んで、日本の地方都市の名前が目につく。つまり、東京や大阪を経由せずに、日本の地方都市から直接インチョンに飛び、ヨーロッパ便に乗り継ぐのだ。例えば、新潟発のインチョン経由の乗り継ぎ客は、05年度比で07年が2倍、08年度は3倍以上と急増。インチョン乗り継ぎの6割がヨーロッパに向かう。新潟から東京に出て、さらに成田空港まで行く(これが面倒!)より便利なことは一目瞭然。つまり、成田や関空は地方からのハブとしての役割を失いつつある。
アジアの空港では、シンガポールのチャンギ空港も評価が高い。空港は多くの場合、自国の航空会社を優遇して、他国をないがしろにする傾向にある。シンガポールには国内線がなく、すべてが国際線。だから外国の航空会社の重要性をよくわかっている。外国のエアラインに対してもシンガポール航空と同様、分け隔てなく接し、便宜を図ってくれるのだと言う。空港使用料も安い。最近の原油の高騰のように航空業界に逆風が吹くと、真っ先に日本の空港などは引き上げの対象になるが、チャンギ空港からは引き上げないのだという。
現在、インチョン空港の近くに、乗り継ぎの待ち時間のあいだに立ち寄れる「エアシティ」という複合施設を建設中。AREXという新型電車を使って約7分で着く。ロッテマートなど大型スーパーやホテルなどが建てられ、将来は国際ビジネス場や航空物流、レジャー機能などを併せ持った近未来都市が誕生する予定だ。アメリカ企業と提携したテーマパーク、フランス企業と提携したファッション関連の複合団地、競艇施設や水上スポーツ施設、F1の誘致なども計画されている。さらには周囲を走るリニアモーターカーの整備も決まった。空港を中核に周辺地域の付加価値を上げる戦略は、同じハブ空港であるドバイ(世界地図を模した人工島が有名)やチャンギとも通じる。
インチョン空港は、まだまだ国際的に知名度が低く、評価されるのはこれからのようだ。空港はその国の顔だと言われるが、国際戦略の要なのだ。そこを日本はわかっていないのだろう。相変わらずの島国根性で外が見えないのか、わかっていても規制に縛られて身動きが取れないのか。
□インチョン空港については「東洋経済」の記事を参照
noisette
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