音楽にどっぷりはまって結構な月日が流れましたが、いまだ足を踏み入れ難いのがワールドミュージックのコーナー。毛嫌いしているわけではないけれど、どうにも落ち着かない気分になるのです。好奇心いっぱいにエスニックフードを味わうように、自分の楽しみのために気軽につまんで楽しめないやっかいな性分も災いしてしているのだと思いますが、ワールドミュージックが自分の血肉となっている普段着の音楽と明らかに違う、「特別な音楽」であることにどうも原因があるようです。素晴らしい、でもしっくりこない。向き合うのにエネルギーがいる。そしてせっかく気合いを入れて買った一枚も、どこかに埋もれてしまう‐ワールドミュージックとのつきあい方は、いつもそんな感じでした。しかし、このマリの女性が作る音楽は違いましたね。歌の言葉は彼女の国の言葉で全く耳馴染みがないし、楽器もメロディーも基本はアフリカのもの。洗練された音作りから、今の音楽を浴びて育った人が作るモダン・アフリカンポップの一つにくくられるべきものなのでしょう。しかし、この音は、私のよく知っていて、この上なく好きな音楽とつながっている。1曲目を聴いて思い出したのは、アメリカは深南部の片田舎で、ギターをつま弾きながら歌われていたカントリーブルースでした。
インターネットのおかげで、リスナーはワールドミュージックのブームが起こったころよりもより気軽に世界の音楽をつまみ食いできるようになり、また一方でより硬派な探求も可能になりました。しかし、そんな「違うこと」を前提にしたアプローチを超えて、ワールドミュージックのコーナーに分類される一人のシンガーの、「私」の音楽の追求の果てに、マリとアメリカ深南部がふっと結びつき、共鳴し合う瞬間がある。おもしろいと思います。
フランスを拠点に、音楽を発信しているトラオレ。フランス語、英語の曲もアルバムに収録するひとでもあります。ワールドミュージックというくくりをすり抜け、洋楽漬けの日本人に身近に置きたいと思わせる、そんな音楽が、世界中が耳を傾ける新しい音楽になるのかもしれません。
問題の1曲目はここで聴く事ができます。
Tchamantché
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Rokia Traoré
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アフリカ音楽の底知れなさ!!!GOYAAKOD@ファッション通信NY-PARIS
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アフリカ音楽とアメリカ・ブルースの関係というのはむかしから議論のまとになってますね。
ロキア・トラオレのこの曲は知りませんでした。聞いてみます。ありがとうございました。
ところでこの記事からわたしのブログにトラックバックいただいてありがとうございます。
残念ながらタイトルが長いせいか、わたしのブログの表示がうまくいかない場合が出てきたようです。
もうしわけありませんがトラックバックはずさせていただきますね。
raidaisuki 拝