私が10代半ば頃、イギリスではロックやポップスに、ファンクやラテン系の音楽のテイストが組み合わされた音が流行りました。「ファンカラティーナ」と命名されたその音楽ジャンルで、アイドル的存在だったのがヘアカット100 Haircut 100 です。ポップな曲調に、中心人物であるニック・ヘイワードのお洒落で可愛らしいルックスも手伝って、日本でも音楽誌のグラビアを賑わすほどでした。彼らの最もヒットした曲 "Favourite Shirts (Boy Meets Girl)" は、イントロのギターとパーカッションを聴くだけでウキウキしてくる曲で、日本ではバイクの CM にも使われていました。これから夏にかけて聴きたい楽しい曲です。Favourite Shirts (Boy Meets Girl)
フランスの漫画の主人公に似ていることから、「タンタン」と呼ばれていたスティーヴン・ダフィーが結成したライラック・タイムは、ロックというよりもほとんどフォークに近い、素朴で物静かな音楽を奏でるバンドです。彼らのファーストアルバム The Lilac Time は繊細で美しい曲の詰まった名作で、春の穏やかな気候にぴったりです。そこに収録された "You've Got to Love" は、チャーミングという形容詞がぴったりで、ほのぼのとしたリズムとメロディーに優しい気持ちになれる1曲です。素朴で優しそうなお兄さんたちが楽しそうに遊園地で演奏したりはしゃいだりしている PV も微笑ましい。You've Got to Love
ニューヨーク出身のケニー・ランキンは、都会的で軽快なギターサウンドと、「シルキー・ヴォイス」と評される甘く柔らかいヴォーカルが印象的なシンガーソングライターで、特に60年代後半から70年代にかけてソフト・ロックにジャズやボサノヴァのテイストを加えた数々の名曲を発表しました。"Haven't We Met" は、74年に発表された Silver Morning に収められた曲で、軽やかなギターの音色をバックに、爽やかなケニーのヴォーカルがのびのびと響き、まさに春のそよ風のような曲です(実際の歌詞では「雨」が小道具として使われているんですが)。Haven't We Met(比較的最近のヴァージョン)
今回ご紹介した曲はどれも20年以上も前に発表された曲ばかりですが、私の iPod ではしょっちゅう流れてくる曲で、今聴いても新鮮です。皆さんの耳にもそうでありますように。
exquise@extra ordinary #2
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