2006年08月16日

ジュリーと尾崎豊

ふらんせ  てなわけで、セルジュ・ジュリー (Serge JULY) は、1973年に、ジャン=ポール・サルトル (Jean-Paul SARTRE) らと一緒に創刊して以来、ずっと関わりつづけてきた Libération [リベラスィヨン] を去ることになったわけや
じゃぽね  先週おらんかったくせに、えらい、唐突な始まりかたやな。そもそも、そのネタ、6月のんやろ
ふらんせ  ようやく語るべきときがやってきたのだ
じゃぽね  「べき」やないやろ。サルトルが関わったからには、ヒダリの新聞やったわけやな?
ふらんせ  Oui !『リベ』はずっと左派系や。もっとヒダリには、共産党系の Humanité [ユマニテ]がおり、ミギ側には、知識人御用達風味の中道左派 Le Monde [ル・モンド] がおる
じゃぽね  ところで、『リベラシオン』も『フィガロ』も定冠詞なしで呼べるのに、『モンド』云わへんのは、なんで?
ふらんせ  そんなん、「中村主水」と間違うからにきまってるやないか
じゃぽね  ……
ふらんせ  で、そのジュリー退任のきっかけになったんが、38.8%の株を保有する『リベ』の筆頭出資者 エドゥアール・ド・ロートシルド (Édouard de ROTHSCHILD) 49歳なわけや
じゃぽね  お、「ド」が付いてるね
ふらんせ  ナニッ、どつくってかッ?
じゃぽね  いや、貴族のしるしの de が付いた名前やなと云うただけやがな
ふらんせ  そーなんや、このヒト、名字のとおり、Rothschild 「赤い盾」を意味する、英語読みやと「ロスチャイルド」家の人々なんや!
じゃぽね  いや「人々」やのうて単数やろ
ふらんせ  この、欧米を股にかけるロートシルド(ロスチャイルド)一族は、5代前の マイヤー=アムセル・ロートシルト (Mayer Amschel Rothschild, 1744-1812) が、ドイツで両替商として成功、息子の時代に、ウィーン、ロンドン、ナポリ、パリに進出、各地で財をなしたわけや。詳細は、このへんで。
じゃぽね  家系図によると、二代目のジェームス・ド・ロートシルド (James de Rothschild,1792-1868) のときに、もう de が付いとんな
ふらんせ  彼は、いち早く、鉄道が伸びると目ェ付けて、財を増やしたらしで
じゃぽね  んで、このド・ロートシルドさまが、『リベ』に出資して、まあ、手に入れたと
ふらんせ  なにしろ、ヒダリというよりヒダリマエやったさかいな
じゃぽね  ウマイこと云わんでええから
ふらんせ  で、創設社長のジュリーと意見が対立、けっきょく、ジュリーが退任することになったわけや
じゃぽね  まあ、ようあるハナシと云えば、ようあるわな。金には勝たれへんっちゅうこっちゃ
ふらんせ  しかし、相手がロートシルド、フランス保守界にも顔が利く、大金持ちや。なにしろ、ニコラ・サルコジもお友だちらしいからな
じゃぽね  それより、ロートシルドって、有名なユダヤ人やろ? ユダヤ人と云えば?
ふらんせ  イザヤ・なんとかさん
じゃぽね  ベンダサンやベンダサン
ふらんせ  なんや、急に「さん」づけやなんて、知り合いか?
じゃぽね  ちゃうがな、「ベンダサン」全体で名前やがな
ふらんせ  ほな、「さん」をつけたら、「ベンダサンさん」?
じゃぽね  ええねん、つけやんで。とりあえず呼び捨てしとけ
ふらんせ  さよか
じゃぽね  とにかく、ユダヤ人いうたら、たとえば、田中宇なんか、リアリストのオルメルト首相が撤退したいのに、イスラエルがレバノンから手を引けへんのは、アメリカがそうさせてるからで、そのアメリカを操っとんのは、世界市場でアメリカ一人勝ちになることを嫌ってるユダヤ資本やと書いてるで。究極の目標は、アメリカとイスラエルの崩壊による、世界市場の多極化やと。ユダヤ資本おそるべしや
ふらんせ  ナニナニ……ユダヤ人いうても、謂わば「古来のユダヤ人」である「スファラディ」(sefardi) と、8世紀にユダヤ教徒になったカザール人の末裔の「アシュケナージー」(ashkénaze) の2種類がおると……
じゃぽね  松岡正剛の「千夜千冊」にも書いてあるとおりや
ふらんせ  で、イスラエルの90%は後者やけど、世界の黒幕になっとんのは前者やで、せやから、イスラエルが無くなってもかめへんねんてか。キミ、こういうのんを「陰謀史観」ちゅうんやで。けどまあ、それがほんまやったら、アメリカと一蓮托生のニッポンがいちばんヤバいけどな
じゃぽね  今こそ、アメリカからの解放 (libération) や! 立て、飢えたるモノよ!
ふらんせ  いや、インターナショナル歌わんでええから
じゃぽね  行儀よくまじめなんてできやしなかった! 夜の校舎、窓ガラス壊してまわった!
ふらんせ  いや、尾崎豊も歌わんでええから
じゃぽね  おい、こら、早よ出てかんかい
ふらんせ  なんやねんな、いきなり
じゃぽね  そら、キミ、ジュリーのハナシやっただけに、「ネタ振りしてる間に出て行ってくれ」
ふらんせ  そのオチはムリがあるわ

【黒猫亭主人】


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posted by kuronekoteishujin at 18:38| パリ | Comment(2) | TrackBack(0) | 枕流遑々録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
黒猫亭主人さんのリンクをいろいろたどっていくと驚愕の事実に行きあたりますね。ユダヤ人が一筋縄ではないという松岡氏の話は勉強になりました。そして同時多発テロの陰謀にも。何と地下で水爆が爆発したという形跡があるらしいではないですか。YOUTUBEにも映像を見せながら疑問を呈したビデオがありました。見れば見るほど不自然な映像。まるで計画的に破壊されたビルですね。こんなこと書いたらやばいんかな。アルカイダのテロに合わせてユダヤ人の一味が地下で水爆を爆発させたってこと?意味がわからない。
Posted by cyberbloom at 2006年08月19日 22:54
いやまあ、なんやかんや云ふ前に、すでに大企業は、資本の国際化を図ってるんやけどね。下部構造恐るべし。
Posted by 黒猫亭主人 at 2006年08月23日 09:30
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