じゃぽね 先週おらんかったくせに、えらい、唐突な始まりかたやな。そもそも、そのネタ、6月のんやろ
ふらんせ ようやく語るべきときがやってきたのだ
じゃぽね 「べき」やないやろ。サルトルが関わったからには、ヒダリの新聞やったわけやな?
ふらんせ Oui !『リベ』はずっと左派系や。もっとヒダリには、共産党系の Humanité [ユマニテ]がおり、ミギ側には、知識人御用達風味の中道左派 Le Monde [ル・モンド] がおる
じゃぽね ところで、『リベラシオン』も『フィガロ』も定冠詞なしで呼べるのに、『モンド』云わへんのは、なんで?
ふらんせ そんなん、「中村主水」と間違うからにきまってるやないか
じゃぽね ……
ふらんせ で、そのジュリー退任のきっかけになったんが、38.8%の株を保有する『リベ』の筆頭出資者 エドゥアール・ド・ロートシルド (Édouard de ROTHSCHILD) 49歳なわけや
じゃぽね お、「ド」が付いてるね
ふらんせ ナニッ、どつくってかッ?
じゃぽね いや、貴族のしるしの de が付いた名前やなと云うただけやがな
ふらんせ そーなんや、このヒト、名字のとおり、Rothschild 「赤い盾」を意味する、英語読みやと「ロスチャイルド」家の人々なんや!
じゃぽね いや「人々」やのうて単数やろ
ふらんせ この、欧米を股にかけるロートシルド(ロスチャイルド)一族は、5代前の マイヤー=アムセル・ロートシルト (Mayer Amschel Rothschild, 1744-1812) が、ドイツで両替商として成功、息子の時代に、ウィーン、ロンドン、ナポリ、パリに進出、各地で財をなしたわけや。詳細は、このへんで。
じゃぽね 家系図によると、二代目のジェームス・ド・ロートシルド (James de Rothschild,1792-1868) のときに、もう de が付いとんな
ふらんせ 彼は、いち早く、鉄道が伸びると目ェ付けて、財を増やしたらしで
じゃぽね んで、このド・ロートシルドさまが、『リベ』に出資して、まあ、手に入れたと
ふらんせ なにしろ、ヒダリというよりヒダリマエやったさかいな
じゃぽね ウマイこと云わんでええから
ふらんせ で、創設社長のジュリーと意見が対立、けっきょく、ジュリーが退任することになったわけや
じゃぽね まあ、ようあるハナシと云えば、ようあるわな。金には勝たれへんっちゅうこっちゃ
ふらんせ しかし、相手がロートシルド、フランス保守界にも顔が利く、大金持ちや。なにしろ、ニコラ・サルコジもお友だちらしいからな
じゃぽね それより、ロートシルドって、有名なユダヤ人やろ? ユダヤ人と云えば?
ふらんせ イザヤ・なんとかさん
じゃぽね ベンダサンやベンダサン
ふらんせ なんや、急に「さん」づけやなんて、知り合いか?
じゃぽね ちゃうがな、「ベンダサン」全体で名前やがな
ふらんせ ほな、「さん」をつけたら、「ベンダサンさん」?
じゃぽね ええねん、つけやんで。とりあえず呼び捨てしとけ
ふらんせ さよか
じゃぽね とにかく、ユダヤ人いうたら、たとえば、田中宇なんか、リアリストのオルメルト首相が撤退したいのに、イスラエルがレバノンから手を引けへんのは、アメリカがそうさせてるからで、そのアメリカを操っとんのは、世界市場でアメリカ一人勝ちになることを嫌ってるユダヤ資本やと書いてるで。究極の目標は、アメリカとイスラエルの崩壊による、世界市場の多極化やと。ユダヤ資本おそるべしや
ふらんせ ナニナニ……ユダヤ人いうても、謂わば「古来のユダヤ人」である「スファラディ」(sefardi) と、8世紀にユダヤ教徒になったカザール人の末裔の「アシュケナージー」(ashkénaze) の2種類がおると……
じゃぽね 松岡正剛の「千夜千冊」にも書いてあるとおりや
ふらんせ で、イスラエルの90%は後者やけど、世界の黒幕になっとんのは前者やで、せやから、イスラエルが無くなってもかめへんねんてか。キミ、こういうのんを「陰謀史観」ちゅうんやで。けどまあ、それがほんまやったら、アメリカと一蓮托生のニッポンがいちばんヤバいけどな
じゃぽね 今こそ、アメリカからの解放 (libération) や! 立て、飢えたるモノよ!
ふらんせ いや、インターナショナル歌わんでええから
じゃぽね 行儀よくまじめなんてできやしなかった! 夜の校舎、窓ガラス壊してまわった!
ふらんせ いや、尾崎豊も歌わんでええから
じゃぽね おい、こら、早よ出てかんかい
ふらんせ なんやねんな、いきなり
じゃぽね そら、キミ、ジュリーのハナシやっただけに、「ネタ振りしてる間に出て行ってくれ」
ふらんせ そのオチはムリがあるわ
【黒猫亭主人】
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