*ポジション
Lanceur:投手
Receveur:捕手
Premier but:一塁手
Deuxième but:二塁手
Troisième but:三塁手
Arrêt-court:遊撃手
Voltigeur de gauche:左翼手
Voltigeur de centre:中堅手
Voltigeur de droite:右翼手
→実際のところこれ以外の呼称もあるようですが(Voltigeur de gauche→Champ gauche 、ウィキペディアによるとフランス語の野球のポジションはこのようになっていました。ちなみにVoltigeurというのは単語自体知らなかったので辞書で調べてみると「曲芸師」「警察のオートバイ部隊」とあり、外野を縦横無尽に走り回る姿からこの命名となったんでしょうかね?
またArret-courtってのは英語のShort-stopからそのまま直訳したのでしょうが、ところでなぜこのポジションがShort-stop&遊撃手という名なのかご存じですか?野球ができた当初、内野の一塁手〜三塁手はそれぞれ対応するベースに張りつくように守っていて、つまり一塁手&三塁手はいまとほぼおなじ位置、そして二塁手はセカンドベースの周辺を守っていました。ところがおなじ内野のShort-stop&遊撃手ってのは特定の位置を受けもたず、状況に応じてファースト方向やサード方向に寄ったりと守備位置を切り替え、しかもバッターからみてピッチャーとほかの内野手の中間に位置することがおおかったそうです。そのためShort-stopという呼称が与えられたそうです。
日本で「遊撃手」という呼び名が発明されたのが19世紀末といわれてますが、おそらく日本でもそのころまで、Short-stop&遊撃手はさきに説明したような役割を期待されたポジションだったんでしょうね。大リーグでも日本のプロ野球でも現在Short-stop&遊撃手は一番守備能力の高い選手が守る花形ポジションですが、あらためて意識すると日本語の「遊撃手」っていうのはネーミングもなかなかかっこいいですよね。
*球種
la rapide:速球
la fourchette:フォークボール
la balle fronde:スプリットフィンガー
la courbe:カーブ
la glissante:スライダー
le changement de vitesse:チェンジアップ
la balle papillon:ナックル
→実際の球筋から判断してだいたい妥当な命名だと思いますが、まず意味不明なのがla balle fronde&スプリットフィンガー。英語名ではSplit-fingered fastballといい、人差し指と中指を速球のときより少し広げて握り、高速で微妙に落下する球種です。「高速フォーク」といったほうが直感的に理解できるかもしれませんね。で、なぜこれがフランス語ではfrondeボールなのか? fronde=投石機の石の弾道がこれに近いんだろうか?
そしてベタなのが、le changement de vitesse&チェンジアップ。日本では比較的新しい球種なので、古い野球ファンでチェンジアップがよくわからないというひとがいますが、これはボールを鷲づかみにして速球とおなじフォームで投げる球種です。この握りのおかげで速球よりも2~30q/hほど球速が落ちるため、ピッチャーの投球フォームをみて速球がくると思ったバッターはタイミングを狂わされます。で、le changement de vitesseというのはこの内容をモロ説明しているわけですが、なんだか冗長でまどろっこしい。シャンジュマン・ドゥ・ヴィテッスって・・・。
秀逸なのがla balle papillon&ナックルボール。ナックルってのは極力ボールに回転をかけないようにしながら投げる球種のことで、回転がないぶん空気抵抗&風の影響を受けて投げた本人でさえどう変化するかわかりません。ふらふら〜っと揺れる挙動不審なボールです。これをして「papillon=蝶々」ボールというんですから、なんとも優雅ですね。
さらにフランスの野球地域リーグの試合画像をみると、キャッチャーがミットに右手をそえてピッチャーのボールをキャッチしてました。ボールの衝撃を抑えるためにやっているのでしょうが、少なくとも日本ではファウルチップなどで右指を突き指する危険性があるし動きも鈍くなるので、右腕は体の後ろにそえて(ワンバウンドしたはねる暴投を押さえるとき以外は)片手でキャッチするように指導されます(メジャーリーグのキャッチャーもほとんどそうなので、たぶんアメリカでもおなじように指導されているのでしょう)。それを思えば、危なっかしいというかなんというか、フランスの野球はまだまだ基本的なことを吸収すべき黎明期にあるといわざるをえませんね・・・。
superlight
↑クリックお願いします!
★もっとサッカーの記事を読む




